バナナはクレイジー?!
夏のくだものといえば、みなさんは何を思い浮かべますか?
「すいか」という答えが断トツでしょうか。
その他には、もも、なし、ぶとうもありますよね。
バナナもそのうちのひとつ。
夏の季語なんだそうです。
季語であろうとなかろうと、この時期に海へ行くとバナナボートがあるし、夏まつりに行くとチョコバナナを売る露店がありますよね。
さあ、今回は「バナナ」がテーマです。
"banana"というのは名詞です。
しかし、一番うしろに"s"をつけて"bananas"にすると、形容詞として使うことができます。
例えば、go bananasと言うと、
to become extremely angry or excited
「激怒する、もしくは大興奮する」ことを意味します。
おサルさんがバナナを目にすると興奮することから、この表現が生まれたそうです。
Gwen Stefani - Hollaback Girl (2005)
Let me hear you say, this shit is bananas
B-A-N-A-N-A-S
「さあ、みんな言ってみて、『こんなのバカげてる』って」
ごらんの通り、"bananas"だけでも使うことができます。
"crazy"(正気ではない)や"silly"(馬鹿げている)という意味なんです。
おもしろいですよね。
ちなみに、この曲を歌うグウェン・ステファニーは、ノーダウト(No Doubt、「疑う余地がない」「間違いない」の意)のヴォーカリストです。
ヒット曲『Just A Girl』は、2019年に公開された映画『キャプテン・マーベル』の挿入歌として使用されています。
No Doubt - Just A Girl (1995)
そういえば、ラッパーのリル・ウェインの曲に、こんな歌詞がありました。
Lil Wayne - A Milli (2008)
Even Gwen Stefani said she couldn't doubt me
「グウェン・ステファニーですら、俺のことを疑えなかったって言ってたよ」
グウェンのバンドは"No Doubt"(疑いの余地なし)。
リル・ウェインの才能にも、太鼓判を押したということです。
おもしろいことばあそびです。
それでは!
<参考文献>
Cambridge University Press. "Cambridge Dictionary Learner's Dictionary". dictionary.cambridge.org.
https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/english/bananas,(2022-07-22参照)